秋空が広がる9月28日、29日の二日間。
曹洞宗の高祖道元禅師並びに太祖瑩山禅師のご命日を忍び、
両祖忌正當諷経が執り行われました。
28日には、松森弘隆監事老師を御導師に両祖忌逮夜諷経を、
29日には、春日和光後堂老師を御導師に両祖忌正當献飯諷経を厳修しました。
本年も、新型コロナウィルス拡大防止の観点により、
山内役寮と修行僧のみでの法要となりました。
中国より日本に禅の教えを持ち帰り、日本曹洞宗の礎を築かれた高祖道元禅師。
その教えを、広く日本に伝えられる基礎を築かれた太祖瑩山禅師。
曹洞宗では、このお二人を両祖と崇め奉ります。
いつもの事が出来ずに心穏やかになれない昨今。
少しでも両祖様の教えと共に心安らかならんことを願い、手を合わせる二日間となりました。
一日も早く、皆様が安寧なる暮らしを取り戻せますようご祈念いたします。