本年度の月例法話会がスタートいたしました。
5月より、毎月第一日曜日(8月を除く)に全5回の月例法話会を開催いたします。
5月1日は、盛田正孝山主が法話をされました。
コロナ禍であり、戦争というあってはならない出来事が続く世の中にあって、
命に寄り添いながら生きるお釈迦様の教えを皆様にお伝えいたしました。
そんな世の中にあって、私たち自身が人生に意味を見出せるのか、
どう受け止めて答えを出していくのかを丁寧に伝えられました。
次回は、6月5日に開催されます。
法話者は、春日和光後堂老師です。
皆様お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。
お申込みは、正法寺受所までご連絡ください。
岩手県奥州市黒石町字正法寺129
0197-26-4041
正法寺総合受所
2月25日放送のNHK BSプレミアム 「新日本風土記スペシャル 義経の旅」にて、正法寺が紹介されました。
義経の小先達として知られる常陸坊海尊が、夜な夜な正法寺を訪れていたという言い伝えが残されており、山門の脇にひっそりと立つ鼻曲がり地蔵がその証拠と言われております。
義経と海尊、正法寺と海尊の知られざる関わりが今に伝えられております。
再放送は、3月18日(金)朝8:00 NHK BSプレミアムにて放送されます。
https://www.nhk.jp/p/fudoki/ts/X8R36PYLX3/episode/te/GV6R2ZL3J7/
新年あけましておめでとうございます。
年頭にあたり、皆様にとって素晴らしい年でありますようご祈念申し上げます。
正法寺が新たな年を迎えるにあたり、正伝の仏法を伝えられる場であるよう心新たにしてまいりたいと思います。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
大梅拈華山 圓通 正法寺
12月8日の深夜、本年の臘八摂心が開関(円成)しました。
修行僧全員が七日間を乗り切り、全五十九炷を坐り切りました。
雪の降る日もありましたが、朝早くから夜遅くまで、ひたすらに坐ります。
お釈迦様のご遺徳を体現した修行僧は、その後、
成道会献粥に於いて修行の成果を確かめるべく、当山後堂と問答を交わしました。
正法寺では、12月1日より8日の未明まで、坐禅修行である臘八摂心を修行しております。
これはお釈迦様が、この期間に坐禅修行をされてお悟りを開かれたことから、
私たちもお釈迦さまの修行を体現するために、ただひたすらに坐ります。
この期間は、修行僧も役寮も坐禅修行をおこなるため、坐禅堂の見学を控えさせていただいております。
ご来山の皆様には、ご迷惑をおかけいたしますがご理解のほど宜しくお願い申し上げます。
11月26日、正法寺では首座法戦式が執り行われました。
今冬制中は、岩手県花巻市常泉寺徒弟 伊藤賢丈兄が首座を務められ修行を牽引しております。
制中の一大行事である首座法戦式では、力いっぱい十問の問答を説破いたしました。
今制中のお題目は、従容録第十則「台山婆子」です。
真っすぐに向かうべきは、如来像のある台山ではなく、自分自身であるという山主老師の提唱どおり、
修行僧全員が自分自身に向かう法戦式でありました。
11月10日 二戸市立福岡中学校三年生の皆様が正法寺にて坐禅体験をされました。
修学旅行の締めくくりに正法寺を訪れ、静かな時間を過ごされました。
普段とは違う、何もしない時間。
生徒の皆さんは、しっかり自分と向き合ったようです。
コロナ禍となり岩手県内の小学校中学校では、県内修学旅行にシフトされるケースが多くありました。
坐禅は、厳しいイメージがありますが、ただただ自分と向き合うのが坐禅です。
青少年の成長において、心の成長は非常に大切な課題となっている今だからこそ、
何かと忙しい子供たちに、この貴重な時間を広く多く体験してもらいたいと思っております。
11月11日には、二戸市立二戸小学校6年生の皆さんが坐禅体験をされます。
本年の修学旅行は、これで終了となりますが、来年も沢山のご来山をお待ちいたしております。
10月24日(日)より11月6日(土)までの間。
正法寺において、エバレット ケネディ ブラウン氏/柴田祥氏の写真展を開催しております。
「静で識る生。動を視る堂。」
静観な中での命、修行という動きを感じる一枚に出会えます。
どなた様もお気軽にお立ち寄りください。
(正法寺館内をご拝観の方は、どなたでも鑑賞いただけます。)
釜石市立甲子中学校三年生の皆さんが、修学旅行で坐禅体験にいらっしゃいました。
坐禅を経験された生徒さんも初めての生徒さんも、静かに何もしない20分を体験されました。
坐禅は、自分を見つめ、縁を感じる修行です。
私たちの命は、ご縁によって営まれていることを感じられるのが坐禅です。
生徒さんは、それぞれに清々しい時間を過ごされました。
正法寺では、これから修学旅行シーズンを迎えます。
学習旅行のお力になれればと、山内一同で対応させていただいております。
秋空が広がる9月28日、29日の二日間。
曹洞宗の高祖道元禅師並びに太祖瑩山禅師のご命日を忍び、
両祖忌正當諷経が執り行われました。
28日には、松森弘隆監事老師を御導師に両祖忌逮夜諷経を、
29日には、春日和光後堂老師を御導師に両祖忌正當献飯諷経を厳修しました。
本年も、新型コロナウィルス拡大防止の観点により、
山内役寮と修行僧のみでの法要となりました。
中国より日本に禅の教えを持ち帰り、日本曹洞宗の礎を築かれた高祖道元禅師。
その教えを、広く日本に伝えられる基礎を築かれた太祖瑩山禅師。
曹洞宗では、このお二人を両祖と崇め奉ります。
いつもの事が出来ずに心穏やかになれない昨今。
少しでも両祖様の教えと共に心安らかならんことを願い、手を合わせる二日間となりました。
一日も早く、皆様が安寧なる暮らしを取り戻せますようご祈念いたします。